柔道整復師免許取得の専門学校へ3年通い、安くはない学費を納め、卒業していざ就職した際には学校で学ぶ世界観と現実の接骨院・整骨院の実情とのあまりのギャップに悩まされます。
卒業され免許取得後就職された先生方ならばご理解していただけると思いますが、専門学校では「将来トレーナーになれる」「ほねつぎこそが真骨頂」的な教育をしています。
学び舎での理想においてそれはそれでよいと私は思います。
しかし、学び舎を出た瞬間、世の中の現実と解離している事実が実感できるはずです。
トレーナーで飯が食える人はほんのひと握りであり、そのひと握りの枠を理学療法士が担っています。
ほねつぎにしても、仮に患者さんが骨折した場合、真っ先に向かうのは整形外科のお医者さんであって、接骨院・整骨院へ来ていただける患者さんは少ないのが実情です。
今、接骨院・整骨院に求められているニーズとはなにか?
答えは簡潔で「お医者さんに行ったら電気と薬だけ」という患者さんに対し他の選択肢を提供することだと思います。
1が薬100が手術と考えるならば、我々柔道整復師の担う所はその間ではないでしょうか。
当院が目指す方向性とはすなわち、患者さんの痛みを取っていかに日常生活において快適な状態に戻してあげられるか?
“快適な日常生活への早期復帰”であると確信します。
患者さんの痛みを緩和・痛みからの解放を手助けする事が当院の目指す方向です。
自らを向上させたい!と考えている柔道整復師の先生方は、だいたい2種類の選択をされると思います。
- その地で有名な先生の下に弟子入りし技術を習得する方法。
- それなりに給与の高い所に入り休日になると講習会に行きまくる方法。
私は主に 1.の選択肢を選びました。
そして2.の選択は、少ない給与から生活費を削って遊びに出ずにチョコチョコと貯めてセミナー代&交通費を捻出して東京・大阪などに講習会に行っていました。
個人的な努力は必ず必要です。
けど、私が経験したみたいな無駄な(?)苦労を、共に働く同志達が繰り返す必要性はないと考えています。
何十万円もする講習会、その中でも当たりハズレがあったりして大変です。
このような講習会に私は毎年何個か参加していますが、その中でも実用性のあるもの良いものを選び皆と共有化していきます。
今ある既存の技術と合わせ今年よりも来年の方が自分が成長している!と実感できる空間づくりを心掛けています。
こういう事はひとりで開業したりすると時間や資金において中々できなくなります。
個人ではできない挑戦をし続けていく集団になる事がひとつの目的なのです。
私が考える未来プランは、共に働く技術者の誰もが実費治療でも十分やっていけるレベルに達する事です。
実費治療といっても、マッサージでもない、リラクゼーションでもない、手技療法によって患者さんの痛みを緩和し根本治癒ができる治せる治療家になる事がひとつの到達点です。
患者さんが満足されるレベル、自分自身が納得できる治療レベルを目指す道は、遠回りするより近い道を歩む方が良いのではないでしょうか。
ひとりの力はたかが知れています。
ひとりでやっていたら何十年もかかる道を、志しを共にする同志で歩めばより早くそのレベルに到達できる事でしょう。
私は、志しを共にする同志と共に歩んでいきたいと切に願っています。
現状のままで良い、一瞬の隙をみつけてでもサボりたい、人をだましてでも儲けたい人達と一緒に働きたくはありません。
せっかくの時間を向上心ある人達と共に共有したいものです。
これを読んでいただいて共感していただける同志がいらしたら、是非とも一緒に働いて同じ時間を共有したく思います。
自分自身、免許取得後、技術向上を目指しその地方で有名な先生方々の下で修業しました。
しかしこの業界はどうしても昔からの徒弟制度(師匠弟子関係)が残っており、自らの腕が上がり患者さんが大幅に増え その治療院に貢献できるレベルに達したとしても給与は標準以下でした。
また、この業界 チェーン店以外の個人経営接骨院・整骨院では、社会保険・厚生年金等の福利厚生は皆無で、過去に会社員時代を経験している私としては自らが開業した暁には福利厚生をしっかりしないといけないとの確固たる信念がありました。
社会保険・厚生年金を導入するにあたり、会社側は負担が増大し(厚生年金の半分は会社負担)、従業員側は手取り額が減るという双方にとってマイナス面ばかりが際立つ制度ではあります。
しかし、将来的に考えて従業員の未来にとってはとてもプラスになる制度です。
結婚した時の配偶者控除(奥さん優遇制度)、65歳後の年金支給額が国民年金の約2倍程度になるなど、将来的には相当プラスになります。
「今、福利厚生なんかより現金が欲しい!!」と思われる方は、当院の目指す未来像には合わないかも知れません。
共に働く同志が将来、困らないようにと考えて社会保険・厚生年金制度を導入している以上、賛同できない理解できない人達と共に未来へ歩む事はできないでしょう。
昨今、年金が支給されないとか、もらえるまでに死んでしまうとか言う人達が増えています。
払わない若者が増えているのは確かです。
しかし、年金制度は国家が崩壊しない限り存続します。なぜなら年金制度は国家が存続する限りどんな形になるにせよ国民に果たす制度のひとつだからです。
(大幅改革や廃止にする等は、その時の与党側の政治家が選挙で負けて落選するので、少しの改革はあっても廃止する事はしないのです)
今、支給額が65歳です。私が年金をもらえる時には70歳になっている事でしょう。
仮に70歳になって生きていたらどうしますか?
若い人は「どうせそれまでに死んでる」なんて言っていますが、中々死なないもんです。(笑)
2012年に平均年齢が80歳に達しました。
70歳まで生き長らえたとしたら、それからどうしますか?
やはり、その時に備えて年金制度は必要です。その額が国民年金より厚生年金の方が多い訳ですし、その掛金半分を会社側が掛けてくれるのですからお得な制度ではないでしょうか?
免許取得後すぐに入っても技術能力・経験・実績共に不足しているため、最初から給与を多くお支払いする事はできません。
また、ベテランの方もこの院に合わせたやり方がありますので、そのやり方に慣れていただく・習得していただく期間中は仕方ありません。
しかし、患者さんをどんどん治せる実力を身につけバリバリ活躍し始めた時から、成果に対して必ず報いる給与を出させていただく制度を採用しています。
私も働いていた時、総支給が月18万円でした。
修業している身なので月18万円あれば十分なのですが・・・・・・
1ヶ月の国民健康保険・国民年金・国民年金基金の3つで約5万円。
1ヶ月のアパート代が約4万円、食費が2万5千円、光熱費が約1万5千円。
必要最低限の経費の除き残りが5万円。
賞与はありません。
大切な5万円の中から講習会に行く講習会費・交通費等の費用を捻出していました。
技術を身に付けるための修業だから仕方ないとの思いで似たような状態を5年続けました。
しかし、給与・賞与合わせて年間216万円では人並みな生活はできないなと実感しました。
お金お金とは言いませんでしたが、やっぱり最低限の生活はしたいなぁ…と心底思いました。
そういう生活を5年間やってみたら本当によく解ります。
なので、できるようになった技術者・売上に貢献していただける技術者に対し、最低でも年間300万円の支給は必要だとの思いがあります。
共に働いていただける技術者の方々が院長クラスのレベルともなれば・・・
まずは年間500万円の支給を目標としています。
さらに人材育成ができる人ともなればさらに給与UPをしていきます。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
ここまで読んでいただけた方は、興味を持って読んでいただけたものだと本当に感謝致します。
私が新卒の柔道整復師ならばこういう院に入りたい!を目指して実現してきています。
ここまで読んでいただいて共感していただいた方であれば、共に同じ頂(いただき)を目指して歩んでいけるものと確信します。
共感していただいたあなたを 当院は必要としています。
出身地が違うとしても未来永劫、現在の当院の所で働くという訳ではありません。
将来、自分の地元で働けるようどんな形でも努力・協力していきます。
全国各地から共感していただける同志を募集しております。
必要とされるという事は生きていくにあたって重要な要素だと思います。
誰しもが誰かに必要とされる事で責任感や自らの存在意義を見出し、良い意味で生きる糧のひとつとしているのではないでしょうか。
あなたが凄腕の治療家であなたの存在が絶対に必要だと言ってくれる患者さんがいる環境は嬉しくないですか?
治療家として、今もこれからも必要をされる存在になれるよう共に目指していきましょう。